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読解 · N5–N3
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JLPT N3 · 中級
和菓子職人に聞く
An Interview with a Wagashi Maker · 829 字・約 6 分
On a radio show, a Kyoto sweet maker of fifty years talks about the family shop and what should change.

0:002:35
文をタップすると音声が流れます。
- 木村今日のゲストは、京都で五十年、和菓子を作ってこられた森田さんです。よろしくお願いします。
- 森田よろしくお願いします。
- 木村和菓子の世界に入られたきっかけは何だったんですか。
- 森田家が菓子屋だったんです。でも、若いころは継ぐつもりはなくて、東京で会社員をしていました。
- 木村そうだったんですか。それがなぜ京都に戻られたのですか。
- 森田二十八歳のときに、父が倒れましてね。店を手伝っているうちに、だんだん面白くなってきたんです。
- 木村最初から上手に作れたのですか。
- 森田とんでもない。あんこを作るだけで三年かかりました。父に「まだまだだ」と毎日言われましたよ。
- 木村三年もですか。あんこはそんなに難しいものなのですか。
- 森田豆の状態は、その年の天気によって違うんです。同じように作ろうとしても、同じ味にはなりません。
- 木村なるほど。では、どうやって味を決めるのでしょう。
- 森田毎朝、必ず自分で味を見ます。数字だけでは、わからないことがありますから。
- 木村和菓子は、見た目も美しいですよね。
- 森田ええ。和菓子は季節を食べるものだと、よく言われます。春は桜、秋はもみじというように、形や色で季節を表すんです。
- 木村最近は、外国のお客さんも増えているそうですね。
- 森田はい。去年から、店で外国の方向けの体験教室を始めました。言葉が通じなくても、作っているうちに皆さん笑顔になります。
- 木村それはすてきですね。一方で、職人の数は減っていると聞きました。
- 森田残念ながら、その通りです。仕事が厳しいわりに、収入は多くありませんから。
- 木村若い人に技術を伝えるために、何かされていますか。
- 森田昔は「見て覚えろ」でしたが、今は作り方を動画に撮って、説明するようにしています。
- 木村伝統の世界でも、変わってきているのですね。
- 森田変えてはいけないものと、変えるべきものがあるんです。味は守りますが、教え方は変えていいと思っています。
- 木村最後に、リスナーの皆さんに一言お願いします。
- 森田ぜひ一度、お茶と一緒にゆっくり味わってみてください。季節を感じていただけると思います。
- 木村森田さん、今日はありがとうございました。
内容理解
すべての問題に答えるとスコアが表示され、この読み物が読了になります。
- 問題 1 / 5
森田さんは、店を手伝う前に何をしていましたか。
- 問題 2 / 5
森田さんはどうして京都に戻りましたか。
- 問題 3 / 5
同じように作っても、どうして同じ味にならないのですか。
- 問題 4 / 5
職人の数が減っている理由として、森田さんは何と言っていますか。
- 問題 5 / 5
森田さんが変えないものと変えたものは、それぞれ何ですか。